好きなら何でも良いよね、という話。

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 写真の撮り方は、「日の丸構図」しか知らない。ブルーハーツの「夜の中を」という曲を聴いたことが無い。ホップがもたらすビールの味の変化を知らない。上面発酵の良さもよく分からない。喫煙所で『アンダーカバーはパターンが…』と話している女の人が居て、「パターン」なんていう単語を使ったことも無い自分に気がついた。同期が『ZUCCAは縫製が好きじゃない』と言ったのを羨ましく思った。

 好きなことに関して、知らないことがたくさんある。写真を撮るのも、ブルーハーツの音楽も、ビールも勿論、服だって好きだ。でも、それぞれにいくつかずつの「知らないこと」がある。知り切ってしまえば幾分か増して楽しくなるのかもな、とも思う。

日本人はミーハーを許さない 

 こういう言葉をどこかで聞いたことがある。それにいちいち付随する『誰もが最初はミーハーだったんだ』という言葉も。たしかにそうかも。オーリーができなきゃ「趣味はスケートボードです」と言いにくい、みたいなのが確実にある。被害妄想的な机上の空論みたいなのではなく、確かにこういうのがある。

 

 良いじゃん、と思う。僕も『誰もがみんな最初はミーハー』という言葉は、強いと思うし支持したい。良いじゃん、好きなら。女の子を好きになるのを考えれば、胸のカップ数やら鼻の高さの数センチを漏れ無く知り尽くしてから「好き」なんて言う人は居ないじゃん、と思う。これは完全に変態の域であり、紛れも無く言い過ぎなんだけど。

 好きなら何でも良い。「好き」に度合いの上下関係は無い。好きなら好き。もちろん、全てを知った上での「好き」も良い。でも、それが最高で頂点だ、という話ではないよ。縫製の話をした同期に張り合う訳でも、妬んでいる訳でもない。それはそれとして良い。全部良い。カレーパン美味しかった。好き。終わり。