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この男は生活しか書けない。

https://www.instagram.com/p/BF3nkf3zKFd/

 いつも仲良くしてくださる「くいしんさん(@Quishin)」が、僕をこう紹介してくださった。

この三浦さんという人は、生活を書ける数少ない男性なんです。侘びしいというか、なんだか切ないような表現に乗せて、生活のあれこれを文章にできる。 

 

「男は生活が書けない」という言葉を聞いたとこがある。はせさん(id:hase0831)が言っていたはずだ。返した裏の「生活しか書けない」という事実もあれ、嬉しかった。僕は本当に生活しか書けない。何があってどう面白かった、こんな物を見てこう思った、くらいのことしか書けない。素敵な商品を紹介することもきっともって無理だし、何かのハウツーみたいなのを事細かに書くこともできない。ガリガリ君を食べながら猫背で歩くおっさんのことくらいしか。

 

 生活はあまりに普通だ、というのは二ヶ月前に書いた。

 まったくだ。知らない人から2億円をいきなりプレゼントされることは決して無いし、モデルみたいな美女から『今晩どう?』とLINEが来る訳も無い。散歩中のシーズー犬の鼻は昨日と同じくべしゃべしゃで、小学生みたいな人たちが短パンを穿くタイミングは北海道も東京も等しく早すぎる。極めて普通だ。

 

https://www.instagram.com/p/BFoTuRqzKFM/

 洗濯物は良い匂いでいつまでも乾かずにぐずつく。普段通りコンビニには発泡酒が200円前後で置いてある。土曜日の弁当箱は自転車のカゴの中でだんまり洗ってもらうのを待っている。あまり使わなくなったタブレットの上には埃の層が完成。窓際には、「父より」と書かれたぽち袋と、近々使う予定も無いコンドームの何枚かが仲良さそうに並んでいる。彼女が東京に遊びに来た先々週くらいから、丁寧にも三角形に折りたたまれたコンビニ袋も仲間入りした。こういうギミックみたいなものを所々に置いて残すあの人は、本当に楽しい人。

 

 こういうことしか書けない。こういうところしか見ていないのだから、当然だ。僕が見ていないどころか、特別なことはほとんど起きないんだから。当たり前だ。

 最近は西野カナさんの「あなたの好きなところ」という曲を聴いて、すごいと思った。例の出し方が凄まじい。

 女の子の目線から、付き合っている男の子についてガンガン例を挙げる。これは名曲だ。『例えばその瞳...』から始まるこの曲は、このブログの読者の方々には一度は聴いてもらいたい。僕もこんな文章を書きたいと思った。普段の生活の中に見つけられる各ピースに反応して、それらを並べる。ほんとすごいよ。

 

 僕は生活しか書けない。「ブログ」というのは何なのか、未だ分かっていない。生活に関する日記をくだくだと書き連ねていたら、読者が79人にも膨れた。Twitterで褒めてくださる方や、直接『ブログ、いいよね』と僕を持ち上げてくださる人々も増えた。本当にありがたいもので、こんなので良ければいつまでも末永くよろしくお願いします。ぜひ。