伝え方が10割かも。

 夜にコーヒーを飲みたくなって、車を走らせスターバックスコーヒーへ。この時間に開いているコーヒー屋さんはそこくらいしか無くて。近所の好きなコーヒースタンドは19:00には閉まってしまって。サマータイムを導入して20:00まで開店していた去年は、どれだけ助かったことか。今年もやってくれないかなぁ。

コーヒースタンド28 | 札幌コーヒースタンド、パウンドケーキ、サイクルインカフェ

 

 『コーヒーと言えばスタバ』の声はしばしば聞くもので、多くの人がスターバックスコーヒーを好んで来店する。サイドメニューの豊富さや、店内の雰囲気作り、接客などに力を入れていることを考えれば、なるほど納得する。居心地の良い場所づくりを心がけているのだろう。

 僕が近所のスターバックスコーヒーに到着して、車を適当に停めて、お店に入る。店内には「いらっしゃいませ~」の声が響く。本を読んでいる人、友達と話している人、1人でぼーっとスマートフォンを眺めている人。それぞれの人によって、していることは様々だ。あいにく席は彼らで埋め尽くされていて、僕が座る場所は残っていなかった。車でコーヒーをすすりながら、ゆっくり帰ろうと思った。

 レジの前に着く。美人の店員さんが笑顔だ。『いらっしゃいませ』と言った。僕も「どうも~」と一言だけ言ってメニューに目をやった。注文は決まっている。アイスコーヒーと、シュガードーナツ。夏バテ気味な僕にはピッタリな注文。それらを注文しようとした時に、彼女がおもむろに言った。

店内でお休みですか? 

 僕はただただ感動した。『店内でお召し上がりですか?』なら、何度も聞いたことがある。やる気の無い店員による、(なんでこの時間に来るんだよ腹立つわ)という気分がきっと乗せられたそれ。言ってしまえば、それで十分だ。僕はコーヒーとドーナツを食べに来たんだから。食べるにせよ、飲むにせよ、『お召し上がりですか?』とひとつ聞けば済むものだ。でも、今回の彼女は、とても自然な表情で『お休みですか?』と言った。僕はそういうのが好きなんだ。

 「コーヒーを飲む」という行為を考えることに収まらず、そこでは「コーヒーを飲んで休む」というところまで考えられている。こうして考えてみると、至極当然のことなのだが。当然だと考えられて、発されること無く終わる言葉。それをあえて表すことによって、人の中に感動が生まれる。「余計なことをしろ」ということを言いたい訳ではない。(こうして聞けばきっとわかりやすいだろうな、求めているのはこういうことだろうな)と考えを巡らせて、見合った伝え方・言葉を発する。

 多分これを直接聞いた時に、「何だコイツ」と怒りを持ってコミュニケーションを展開する人は居ないだろう。「はい」もしくは「持って帰ります」のコミュニケーション。誰も損しないコミュニケーション。きっと僕のように感動する人は多いと思う。

https://instagram.com/p/2mxE_OzKIl/

 

 伝え方は大切だ。同じことを伝えるにしても、その方法次第で「伝わり方」はずいぶん変わってくる。僕が最近お世話になっているバイト先に、それを自然とやってのけている素晴らしい方が居る。

 出勤して目が合うなり、さっと右手を前に出し、握手。毎回のことで、きっとみんなは慣れてしまっているのかもしれないが、これは物凄く良いコミュニケーションだと思う。たった一言「おはようございます 今日も頑張ろうね」と言えば良いところを、身体的コミュニケーションをもってやりとりするのだ。仕事は一瞬止まるかもしれない。効率的な挨拶ではないのかもしれない。ただ、やはり言葉だけのコミュニケーションよりも、実際に手と手が触れ合うコミュニケーションの方が効果は強くなる。それを自然にしてのけるもんだから、(きっとこの人は物凄くモテるんだろう)と思った。伝え方を「言葉」から「触れること」に変えただけで、こうも効果が違う。これが、伝え方の大切さ。

 

 お菓子のmorimotoの広告。デコレーションケーキの広告に書かれていた言葉もすごく印象的だった。

 「売れる」では強すぎる。お客様に対する配慮が足りていないように思えてしまう。そこで、『生まれる』という言葉を使用すること。これも一つの伝え方。同じようなことを言っているのに、伝わり方がまるで変わってくる。こうしたコミュニケーションの際の気配りや配慮が、小さいかもしれないけれど、対話や相互の感情を変化させていく。円滑なコミュニケーションのためにも、やはり「伝え方」が本当に大切だと思う。

伝え方が9割

伝え方が9割

 

 

伝え方が9割 2

伝え方が9割 2

 

 僕がブログを書くのもそうだ。伝え方の練習として。僕が本当に伝えたいことを、わかりやすそうな例を使いながら、読んで下さる人たちに理解して頂こうとする。たまに例が暴走してしまうことがあるけれど。それも反省として、今後のコミュニケーションの糧として考えられれば。伝え方。これをここまで読んで下さった心優しい方々。せっかくなので、ちょっとだけ考えてみましょう。これまでよりももっと、お友達や自分の周りの人たちと仲良くできると思います。