オーバーサイズのTシャツに見つける幸福。

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 オーバーサイズのTシャツを着てスケボーに乗る気持ちがやっとわかった気がした。心地よい風が、襟、袖口、裾、それらの全てから、汗ばんだ身体に向けて侵入してくれる。ひんやり冷えるお腹と肩。お腹が強い自分はなんて幸運な人間なんだと思う。風邪をあまり引かない自分はなんて強運な人間なんだと思う。ただバカなだけかもしれないけれど。ただただ気持ち良かった。

 あまり上手くないスケボーも、ひとつ「楽しみ」のようなものを見つければ、こうして楽しいものになる。何でもそうだ。雨の日がイヤで嫌いでも、水たまりを踏んだ時に鳴る「ピシャッ」という音を楽しめればきっとお出かけも億劫でなくなるはず。今まではただの作業として行っていたTシャツとシャツの組み合わせ。色だけを無表情で合わせていただけのあのルーティンワークも、『着丈の絶妙なバランス』に気づいてしまった時には、一気に幸福感にあふれた時間になる。

 

 幸せのきっかけは、きっと日常のあらゆるところに潜んでいるのだろう。タバコに火を点ける際の、毎度の彼の眉間のシワ。おじいちゃんが被っているニューエラの若さあふれるキャップ。「気づき」とかいう格好良い言葉でまとめたくはないけれど、ふとした時にパッと見つけてしまうあの感じ。小さくて、細かくて、スマートフォンだけに目を向けていては気づけない、あの幸せ感。アレは面白い。

『なるべく小さな幸せと、なるべく小さな不幸せ。なるべくいっぱい集めよう。そんな気持ち、わかるでしょ?』

 こういう気持ちが大切なんじゃないかと思う。最小限の幸せを楽しもう。不幸せもなるべく最小限に。目に見える全てに幸せを見つけて、暮らしをもっと幸福であふれるものにしよう。

 

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 夏の不快な暑さも、コーヒーから吹き出ている汗に気づけば、何となくふわっと面白くなってくるのだ。みんな同じだ。みんなに等しく暑いんだから。どうせ変わらず暑いなら、せめて楽しく生きよう。『生活は楽に、余計なことには気をとられず人生は楽しく!』これも甲本ヒロトが言っていた。人生は楽しく!