風景を切り取るということ。

 

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 特別何があるでもなく、ただ広がっている都会の景観。あの辺が僕の家だ、あれがテレビ塔か、意外と高い建物が多いな、云々。晴れでもなく、雨でもなく、天気は曇り。暑いでもなく、寒いでもなく、気温は程よく。なんでもない。ひたすらなんでもない風景と情景。思わず「なんでもねぇなあ」と独り言。

 オシャレな写真を撮りたいわけでもなく、都会と森との相反する雰囲気を表現したいなんていう動機でもない。空と陸の比率を1:1に合わせようと試みたのは伝わっていてほしいけれど。頑張って向こうを水平にしようとしたのも、若干それもズレているのにも気づいてもらいたい。強い欲張り。

 

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 風景の写真を撮るのは苦手だ。『でも上手いよ!』と言われたいわけじゃなく、本当に心から苦手。何をどうしたら綺麗なのかわからないし、どこにどんなポイントを置けばいいのか、海の比率は?空の青の比率は?とアレコレ考えてしまう。『そんなもん考えなくていいんだよ 思った時にシャッターを切ればいいんだよ』と言ってくれる人がそばに居たらいいのに。

 多分友達のSHO君はきっとそう言ってくれるだろう。彼は2台のライカを所持していて、FUJIFILMのX100Sも持っていて、とても写真が好きな人。僕が撮った写真を毎回褒めてくれる、とても素敵な人。LINEのアイコンのほとんどが、僕の撮った写真。仲良くいられて本当に嬉しいなぁと思う。

 

 風景の写真に関して、ひとつ面白いなぁと思うことがある。それは、その写真を見ると、撮影した人の「目」を借りているような感じになるということ。その人の視点をちょっとだけ拝借しているような感じ。この人はこんな風に見ているのか、と。ものの見方は千差万別で、同じ風景にしても、切り取り方、感じ方はそれぞれ違うはず。その一例を見せてもらっているような気がして、その点においては風景写真は面白いと思う。見ることに関してだけは。撮るのは苦手だ。ずっと苦手だ。