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だからファッションはやめられない。

 

Approach from all aspects. SHIPSに聞いたTIMEXのこと。|HOUYHNHNM(フイナム)

 

これを読んだ僕は、やはりファッションにおける面白いところは「文脈」だと再確認した。『アイアンマン®トライアスロン®』というモデルの時計を腕に巻く方が話す、

 

もともとの起源がトライアスロンにあるモデルなので、全体をスポーティなアイテムでまとめました。

 

 という言葉の豊かさ。もちろんこれを付けたからといって、別にスポーティにまとめなくてはいけない訳ではない。時計はアクセサリー。服装を決めた後に、「じゃあこれを付けようか」とスッと巻けば良い。アクセサリーの域として。また、時間さえわかれば良いんだから、別に時計なんか持っていなくてもiPhoneをチェックすれば良いだろう、と思う人がいるのもわかる。Apple Watchなんていうものも出たわけで、ちょっとした論理破綻が起きてしまいそうだけど。

www.asahi.com

 

ただ、先ほどの記事の中のSHIPSメンズプレスの方を見ると、時計主体でスタイルを選んでいるのがわかる。時間を確認するためだけの道具としてだけ、時計を捉え身につける人がいる中で。

もちろんTIMEXの特集記事なのだから、そうするのは当然といえば当然なのだが、日常の中でもこのようなスタイルの決め方は楽しいと思う。何かひとつスタイルの中に主役を決めて、それを引き立てるためのアイテムを選びつつ、全体のファッションを「色」や「シルエット」、「トレンド」や「個人の好み」のフォルダに落としこんでいく。その『主役』が今回の「アイアンマン®トライアスロン®」であって。それが持つ「スポーツ」や「アウトドア」といった文脈に寄せ、インナーにはチャンピオンのスウェット。グラミチのクライミングパンツ。ナイロンパーカ。白のソックスはパンツに合わせたのだろう。それもスポーティに寄せられ。

ちょっと関係無いけど、パンツにシアサッカーの生地を選ぶことで、アウトドアやスポーティに寄り過ぎないようにしているのも素敵。少しのカッチリ感。ゆるさは保ちつつ。オフホワイトで抜け感、、、的な。考えれば考えるほど、ファッションは面白い。勘ぐりで間違いで馬鹿みたいな空回りかもしれないけれど。

 

アイテムの『起源』を知り、その起源に関係のあるアイテムを合わせる。ふと選んだTシャツにマリファナの柄が描かれているなら、ラッパみたいなフレアパンツを合わせてみる。VANSのスニーカーを履きたくなったら、SupremeのTシャツを着てみる。それっぽい帽子を被ってみる。ジャケットを着る時には髪をかっちりセットしてみる。こんな小さなことだけど、こだわってみると面白い。でも、これもガチガチのルールではない。ファッションは自由に、楽しく。より楽しくするための材料としての『起源』や「文脈」を。

 

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冬に僕の弟がしていたファッションはまさにそれで。カモフラのジャケットにハンティングブーツ。文脈を揃えて、もちろん色味も揃えて、でも、インナーのケーブルニットで少しの「ちゃんとした感じ」を加えて。なのにブーツのヒモは結ばずだらしなく。これこそがファッションの面白さだと思う。僕はこの格好が物凄く好きだ。こういうのがファッションの真髄だ。

 

「文脈」や「主役」については下のポストに書いているので、ぜひそちらもチェックしてみてください。長い言葉がずらずら続いていますが、ぜひ。にやけてください。

miuranozomu.blog.houyhnhnm.jp