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まさか。ポジティブな違和感。

 

僕がいつも面白いと思う「ポジティブな違和感」というのを見つけました。スケボーのためのスニーカーに、メダリオン装飾。アイテムが元々持つ「スケート」という文脈やキャラクターを、メダリオンによって一気に「ドレッシー」に昇華しています。これは面白いと思う。レザーのシューレースもそれを助けて、全体的にキレイな雰囲気になっていて。そもそも汚くなってこそ、汚れてこそ、みたいなところがあるスケシュー。それをキレイめに持って行く強引さと、なのにしっかりまとまっているという事実の相反する感じが最高です。いいなぁ、これ。

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驚きや感動といった、心の動き。笑うというのも、泣いてしまうというのも多分その結果を受けた行動。それらは「落差」によるものだと思っています。驚きと感動のような「反応」は、落差のせい。

たとえば、ガチガチの優等生のiPodの中にあるセックスピストルズを見つけた時。「えっ!?なんで!?」となってしまうあの心の動き。驚きという。ああいうのも、「優等生」というラベルを貼られている人による、「セックスピストルズ」というまさかのピース。きっと高いところにある「優等生」のピースと、それに比べて多分低い位置にある「セックスピストルズ」のピース。そういうもの達が混ざっていることに気がついた時、人は驚きます。

妖怪とか心霊体験とかいうのも、きっとそんな感じだと思う。(こんなところに誰もいるわけが無い)と思っている、もしくはそれすら思っていないような人が、道を歩いている時に電柱の下に白い服の女の人を見つける。ビックリする。これも落差による反応。「いるわけない、いるわけない、、、いたぁ!!うわぁぁぁ!!!」みたいな。元のステージが高ければ高いほど、つまり『いるわけが無い』と強く思えば思うほど、出会ってしまった時の反応としての「驚き」は大きくなると思います。

 

この話が、今回のスニーカー、Nike SB Zoom Stefan Janoski Eliteを見た時に思ったことです。だってスケシューにメダリオンってもう違和感まみれだもん。でも、革のシューレースや色合いという周辺の情報でちゃんとステージに乗せられている点で、違和感がポジティブになってしまうんだろうなぁ。面白い。ぜひ。僕も、玄関でホコリを被ってしまっているスケボーを引きずり出して遊んでこよっかな。