【第3回】 Q. なんでその靴履いてるの?

 

今日で三度目。前回のブログでは完全に前までの雰囲気で書いて、危なく2日坊主を発揮するところでした。

今回は、青森県出身のD君を撮ってみました。大学2年生くらいの時に意気投合して以来、これまでずっと仲良くしてきました。のんびりした雰囲気とは裏腹に、スキー、スノーボードなどのウィンタースポーツや、スケートボードインラインスケートなども行うような、結構アクティブ派。髪型も、急にアフロにしてみたり、するっと長いスタイルだったり。いつも読めない彼。今イチオシです。

 

f:id:nozomumiura:20150409152852j:plainカラーリングは落ち着いていながら、大きな柄が印象的なVOLCOMのフードジャケット。中には柄の細かいチェックのシャツを着て。もちろん色合いは抑えて統一感を。ボトムスには細身なストレートシルエットの、ブラックのパンツ。全体的に落ち着いたスタイルが札幌の寒さを物語ってるみたいです。これは言い過ぎです。

 

で、今回の主役、alifeのスニーカーがドンと。えんじ色がドン。サッと後ろに回れば、鮮やかな色がそこかしこに散らばったリュックがドカン。差し色ドカン。

 

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そりゃそうです。たまらず聞きました。

 

Q. なんでその靴履いてるの? 

 

聞かざるを得ない質問です。こんなのどうしようもないです。またもや僕は勝手に勘ぐって、(きっと色を差すポイントを2つに設定して、しつこくないように色を合わせたんだろうなー。小物で合わせるんだもんなー。)とか、(ストリートブランドで全体合わせてきたら自然とこうなってしまったのかなー。)とか。とにかくニヤニヤしていました。彼からの答えはこちら。

 

A. えっ?リュックに赤いところあったから。 

 

これ。ついに。ついに来てほしい回答が出てきてくれました。差し色の妙でした。せっかく春だから、どうせなら色は何点か欲しい。ただ、バキバキの色を持ってくるには急過ぎる。だったら、地の部分(アウターやボトムスなど、大きな面積を占めるアイテム)を暗めに設定して、しつこくない程度に「差し色」として鮮やかなカラーを持ってこよう。もちろん、何も関係ない色じゃちんどん屋みたいになっちゃうから、差し色も「種類」の意味で色の数を抑えて。それでこのスタイルが完成したんだなぁと。本当に思った通りの答えが出てきて、少し味気なくも感じてしまうほどでした。

 

ただ、面白いのは、これらの写真からは見えないところにもあって。実はこのリュック、本体の色が「スカイブルー」なんです。アウターのジップもそのとおり「スカイブルー」で。これは確信犯だろうと思いながら。組み合わせではどうにもならない、アウターのジップ。それすらも差し色としての使い方。

本当に服が好きじゃなきゃ、こんなことはできません。もしくはスカイブルーがものすごく好きじゃなきゃ、こんなのはできません。

ずっと前にそれを聞いてみたことがありました。その時に彼は、寒空の下で鼻水をすすりながらこう言いました。

昔好きだった人が水色を好きな人で。それで。

もう、なんか。勘ぐりが間違っていたとかそういうことはもうどうでも良くて、もう。ほんとどうでも良い。単純に好きな色だったんだけど、その経緯がもう最高すぎて。キーボードを叩きながら今少し泣いてます。これ、ホントの話ですからね。水色の話。すごいなぁと思います。これも気づかなきゃ勘ぐったままで、ただの「水色ばっかり好きな人」としてカウントしてしまいますから。文脈を掘り起こせば本当に面白い。

 

ところで、二枚目のこの写真。

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僕の写真のセンスが悪いことはさて置いても、なぜ左足がブレているのか。これも彼の人間性を表してるんです。実は。

『なんか恥ずかしいじゃん』と。だからって足を揺らさなくとも。思わず爆笑してしまったけど、なんだか彼の「ひねくれ加減」というか、一筋縄ではいかない性格みたいなものが見えた気がしました。純粋に、(この人好きだなぁ)と思ってしまった。まっすぐ単純には終わらない性格の彼。すごく好きです。

10分くらいだったけど、色々なことを思い出したり考えたりして、すごく良い時間でした。スニーカーの写真は、個人的に大好きな写真になりました。