【第2回】 Q. なんでロールアップしてるの?

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今日から大学が始まりました。久々に会った友達。リュウイチ君。彼とは大学4年間の仲で、共に同じ時間を過ごした大切な仲です。たぶんあっちもそう思ってるんでしょう。わからないけど。

彼はファッションが好きで、特にきれいめな「TROVE」「UNITED ARROWS」などをよく着る、まっすぐなイケメン。イケメンとしか言いようの無い、非常に腹立たしい人です。隣を歩きたくありません。ちょっと嘘です。

 

スグリーンのコートに、ネイビーのタートルネックのニットを合わせて。パンツは落ち着いたグレーが印象的な、太めのチノパン。「PADRONE」のレースアップブーツのブラックが、全体のコーディネートを引き締めます。全体的に重めのスタイリングでしたが、肩から下げたレザーのトートバッグの明るいブラウンに少しの春を感じました。ほんのり寒く、名残り雪がちらつく札幌にぴったりなコーディネート。コートを着るのも納得です。

  

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昨日に引き続き、今日も文脈を追ってみました。今日の質問はこれ。

 

Q. なんでロールアップしてるの? 

 

これも、さきほどの文章にあった通りで。全体の重い雰囲気を少しでも軽くしようと、手っ取り早い方法としてのロールアップ。もしくは、ブーツを主役にするためのステージづくりとして。足長効果なんていう勘ぐりもできるわけで、どんどん膨らんでいきます。

当然のような顔をして、彼が出した答えはこれです。

 

A. これ、中学校の時に買ったんだよね。裾が短くて。だからロールアップしてんの。 

 

「いやいやそんなのアリかよ」と言いました。それはもう強く。だって、さっきの勘ぐりや予想が全部パーですから。何だよ全体の重い雰囲気を少しでも軽くしよう」って。何だよブーツを主役にするためのステージづくり」って。全部ムダでした。考えている時のニヤニヤはあったけれど。それにしてもなんだよ。時間返せよイケメン。

 

今回こうして話を聞いてみてわかったのは、『結構なんでもない着方をしてるんだな』ということです。それは別にネガティブな意味を持つ言葉としてではなく。あるものを着る。合いそうなものを、合いそうな形で合わせる。なんでもなく、ただ合うものを。これも一つの服の着方だと思います。自分が持っているもののうちからコーディネートを設定する。当たり前なんだけど。

あるアイテムが持つ性格。それに合う性格・特徴を持つアイテムを合わせること。例えばそれが丈の短いパンツでも。丈が短いからこそ、レースアップのブーツが映えるわけです。それをロールアップすることにより、尚更メリハリが出て、足元のコーディネートが綺麗に収まります。ガウチョパンツやワイドパンツのような、太めのパンツが流行の昨今。テーパードパンツのような特徴的なシルエットのボトムスがトレンドの今。パンツのシルエットが重視されている今だからこそ、この穿きこなしは相当ステキなものだと思います。

悔しいので「中学校の頃に買った」という文脈を少しだけ無視して文章を書いてみました。質問した意味は何だったんでしょうか。ルール破りです。ちょっと罪悪感を感じます。

最後に話を少しだけ戻せば、表面的なロールアップだけを見ると「彼が中学の頃にこのボトムスを購入したこと」になんか気づくわけがありません。当然です。少しだけ丈が短いことには気づくかもしれませんが。そういうところを知ることができるという点で、今回も面白かったです。やっぱりイケメンは何をしてもイケメンでした。悔しいです。