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「お前のこと、昔は嫌いだった」。

 

人と仲良くなるのは簡単です。その人が好きだろうことを投げかけては同意され、投げかけられては同意し、ずっと2人がうなづいていれば表面で仲良くなれます。赤べこみたいにバカみたいにコクコクやってりゃそれでいいんです。

昨日、僕は大事な友達と一緒に安い居酒屋に行きました。中国人の店員さんのぶっきらぼうな接客。日本酒の冷がグラスで出てこなくて、熱燗を飲んだおちょこで飲む。まぁ、そんなことはどうでもいいんだけど。飲めりゃいいんだ。中古車は買いたくないけど。

そこで、お酒に弱い彼と話していた中に印象的な事柄がありました。これは僕から言ったことで。

俺さー、ホントに最初嫌いだったんだよ。いなくなればいいのに、って思ってたくらい。

言ってしまっていいのかわからないけど、僕らは好きな人を同じくしていた仲でした。好きな女の子がカブってしまっていた。言葉は古いけど、俗に言う「恋敵」です。厳密に言えばタイミングがすこし違ったんだけど。それも僕が勝手に思い込んでいた程度の。バカな思い込みです。勘違い。

この、「嫌いだったんだ」という言葉。嫌いな感情の絶頂期に僕らが顔を合わせていたとしたら、こんなことは口が裂けても言えません。多分テキトーに取り繕っては愛想笑いをして、隠しながら仲良くしているフリを続けたと思う。「あー、好きだなー」って言っていたと思う。

今こうして仲良くなって、どこまでも言いたいことを言い合える仲になったこと。相当奇跡的なことだと思います。こんなに気持ちの良い関係はあまり無い。まだ出会った2ヶ月くらいのもんなのに。それくらい、僕たちは根っこの部分で何かを同じくしているんだろうなぁと思います。共通の根っこが多すぎる。何を言っても言われても、全部わかってみたいと思ってしまう。というか、わかる。もうすでに。

だからこそ、今回言ってみたんです。「すげえ嫌いだったよ」というのを目を合わせて言ってみた。そしたら彼は『好きって言われるより嬉しいよ』と言った。もしかしたら僕は恋に落ちてしまったのかもしれません。大好きです。いつもありがとう。3つ下の友達。もう恥ずかしくなったので終わりです。

 

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