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『良い』とは。

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古い喫茶店でのんびりしながら、アハハオホホとくだらねえ話をして、将来のことをちょっとだけ考えたりして、バナナジュースは減りにくいなぁと思ったりして、3巻から始まってる汚なくて古臭いギャグ漫画の一コマを見せ合ったりして、いい時間。

 


EVISBEATS【PV】いい時間 - YouTube

『何も言う事がないくらいに何でもない時間が素敵で』という感じ方。何でもないんだから、つまんないに決まってるんだけど。例えばそれが日々の喧騒にまみれた生活からのそれだったら。大事な人と一緒に過ごす時間だったら。たぶん、いい時間なんだと思います。何でもないのに。あんまり何も言う事も無いのに。

 

全然関係無いんだけど、「なんかいい」って最強だと思います。(何でもないんだけど、なんかいいな。)と思わせるのはすごいことだ。たとえばそれを無印良品の家具に感じたり、胸ポケットが付いた無地のTシャツにそれを感じたり。道路を走っている車に感じたり。

論理がバキッと定まっていて、「これはこうだから良いんだ!」みたいなのがちゃんと整理されていて、なんかよくわからない公式みたいのを引っぱり出して来たりなんかして。そりゃもちろん正しいんだけど。言葉になっている時点で根拠もちゃんとあるんだろうけど。

この通り「言葉になる・できる」というのはすごいことです。ちゃんと裏付けるものがあって。でも、それと同時に、「言葉にならない・できない」というのも、すごいことだと思います。

「なんかわかんないんだけど、なんか良いんだよねえ」

 というやつ。簡単なところで言えば、「人の好み」なんかにも現れたりします。もちろん顔がカッコイイとか、優しいとか、好きになるための材料が揃っていて、好きなケースはたくさんあるんだけど。また他方で、(なんかこの人好きなんだよな)と思ってしまう人っていますよね。フィーリングがどうこうみたいな話が、恋愛においては欠かせないくらいにして。

論理じゃなく感覚。ロジカルではなくエモーショナル?フィーリング?みたいな。こっぱずかしい名言集みたいなのによく載ってるアレです。『好きになるのに理由は要らない』みたいなアレ。そういうことです。

で、こっちの『なんとなく良い』の方が、長くその気持ちが続くと思う。これは完全に自分の感覚で話しているんだけど、「なんとなく」が頭についた方は、内側から染み出てるイメージ。矢印が内から外に向けて一方的に出ていくイメージ。「有無を言わさない」というイメージとニュアンス。『うわ、松田龍平なんか好き』みたいな。

一方で、『~で、~だから良い』の論理的な方は、自分から見て外側が影響してくるイメージ。「良い」対象から様々な方向に伸びてる矢印のうち、自分に向かっているものから作用されるイメージ。誰かを見て『あ、唇薄くてかっこいい』と思うのは、「唇」というひとつのパーツが、「薄い」という特徴を持っていて、それが自分の好みにフィットする。自分の方を向いた矢印を感じる。その矢印、つまり自分好みの特徴(外見内面含む)が多ければ多いほど、『良い』を創り上げやすい、という。『オシャレだし塩顔だしスタイルいいし優しいし料理作ってくれるし美味しいお店たくさん知ってるしお金も持ってるし車も持ってるし...』みたいな。そんな人がいたらいいんだけどね。なかなか難しいもんです。

こういう風に、『良い』には「自然発生的なもの」と「論理性を持つもの」との二種類があるんだなぁと。今日は「良い」について考えてみました。このブログを読んで(コイツ気持ち悪いな)と思ったあなた、それは紛れもなく正解です。