読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ずっといつまでも好きです。

 

ダサくてカッコイイ

 

この概念を教えてくれたのは、伸びかけの金髪坊主がよく似合う、ベロを出してピョンピョンジャンプしながら歌を歌う彼でした。


ブルーハーツ 人にやさしく - YouTube

 

女の子にフラれた時も、

やさしさだけじゃ人は愛せないから

 と教えてくれて、

がんばれ!!!

とダサくてきったない、丸裸で荒削りな言葉で背中を押してくれました。 この人がいなかったら僕は今頃、きっと格好付けることだけを考えてキザなキラキラ着飾った言葉や態度だけで生きていたと思います。そういう人間になっていたんじゃないかと思います。

歌の中で『がんばれ!!!』って言う人、どれくらいいるんだろう。中島みゆきは「ファイト!」と言いました。サンボマスターの山口さんは「何度だって立ち上がるんだよ」と言いました。あの曲たちも本当に大好きだ。

あの曲も、甲本ヒロトの曲も、それらを大好きな理由に、「ハッキリ歌う」というのがあります。思ったことをハッキリ、そのまんま思ったように歌詞にして歌って。もう、荒削りで。とにかく汗臭くて。これしかねえんだよ、みたいな。身を削って、骨身をさらけ出して。本当に心から出てきたのをそのまんま。まあるく削って綺麗に磨いた石じゃなくて。ゴツゴツで、身にぶつかれば痛いくらいの。そういう感じです。

生きていれば格好付けたくなるものです。本当は大好きだけどダサい服よりも、シャキッとした、皆に好まれるジャケットを着たくなります。ただ、そのジャケットが自分を隠すための手段になってしまうことも多々あります。『社会的動物』とか言って、人の前では着飾って。それも良いんです。もちろん。格好良いから。みんなに好かれるから。でも、自分が大好きなダサい服を着て自分が思ったように生きること。自分が本当に好きで、ありのままに思ったことをぶつけること。こういうことも同じように大切なのだと僕に気づかせてくれたのは甲本ヒロトでした。

 

 

せっかくHouyhnhnmでブログを書いているのだから、ファッションのことも。僕が好んでスキニーパンツを穿き始めたのも、甲本ヒロトの影響でした。すこし人より足が長くて、すこし人より足が細くて、別に自慢ではないけど僕に似合うのはなんとなくわかっていたんですが。似合うから穿いてるんじゃなくて、完全に彼の影響です。スキニーを穿いて、ちょっとサイズが大きめのTシャツを着て。

オシャレな人は、僕の格好を見てたぶん『Vライン』がどうとか言うんだろう。

ジャストより少し大きめのトップスで重みを持ってきて、ボトムスで軽さを出すスタイルですね。好バランスな着こなしがGOOD。

とか言ってアゴに手を置くんだろう。ヒゲを撫でたりして。でもそういうことじゃない。そりゃ知識はあります。そういうスタイルがあることはわかってはいるんだけど。でも、それでも僕の格好は違う。そんなオシャレで格好良いことじゃない。ただ大好きだからマネをしただけです。甲本ヒロトになりたいと思いながら、古着屋でチープマンデーを探したんです。僕の一生の憧れです。

 

今週のお題「憧れの人」