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こぼれ落ちて季節は作者: 加藤千恵出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/09/19メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見る 今日はこの本を読んだ。普段から小説なんて一切読まない僕にとって、184ものページがとてつもなく重たいも…

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本を読んだ。他でもなく、尊敬している人から『1ヶ月に50冊読みなよ』とありがたい助言を頂いたからだ。 たしかに僕は、これまで本を読まなさ過ぎた。新しい部屋の端っこに横たわっている甲本ヒロトの詩集は、たしか大学2年の頃に買ってもらった誕生日かな…

ありがとうございます。

東京に到着した。搭乗口で荷物の検査をしている間、父はおちゃらけて僕にヘラヘラした。弟は母の車椅子を左手で掴みながらも、右手にスマートフォンを持ちながらその手をフラフラさせた。母はと言えば、遠くからでもわかるくらいにキラキラと目に涙を浮かべ…

今だけが生きてる時間。

人生は平凡だ。往々にして普通だ。普通に飯を食って、普通に仕事をして、普通に排泄、普通に性交、普通に就寝して普通に起床する。真顔の時間が人生の半分以上を占める。普通ばかりだ。 恋人がベッドの中、横たわって細い涙を流しながら言った。『残りの期…

ファッションとは、人である。

強すぎるタイトルが少し恥ずかしい。 大好きな友達二人と遊んだ日の写真。手前の彼はダウンジャケットにテックパンツを合わせ、ラストは足元にローテクのシューズ。機能機能でガチガチかと思わせつつ、シンプルなスケートシューズを選んでくるあたりはさす…

寝れないよ!

生まれて初めて、眠れない夜を過ごしている。つい3日前には23歳になったばかりだが、23×365日分の1の確率にやっと今苦しめられる。23×368か。いや、間違えた。23×365+3だ。そんなことはどうでもいい。眠れない。彼女に対して強がりがちに言った「これからは…

僕、パンクロックが好きだ。

好きなものについて延々語っている人の姿を、ずーっと見ていたい。汗をかきそうなくらいせわしなく動く両手をひたすら見ていたい。ヒップホップが好きな友達が持つ音楽愛も、モードファッションが好きな人のその理由も、深爪の部分を押すのが好きなあの子の…

僕のくだらなくてしょうもない生活。

とにかく細かいところが気になる。祖母が僕に1万円札をくれるときの、下がった目尻とそこ以外のシワ、同じく1万円札に入ったシワが僕をエモーショナルな気分にさせる。『大事に使いなさいよ』と言って笑う彼女は毎度素敵だ。 彼女の笑ったときの歯茎が美し…

「生きた服」というのがあります。

古着への愛がとめどない。僕は古着が好きだ。たぶん恋人よりも両親よりも好きだ。また言い過ぎた。それらと同じか少し低い程度の好感。僕は本当に古着が好きなんだ。僕が自由に使えるお金のうちほとんどはアルコールになって、さっきのビールと同じ色をした…

破壊衝動に寄せられて。

お蕎麦には日本酒を合わせたいように、こってこてのピザにはコーラを共にさせたいように、チーズケーキにはカプチーノを添わせていたい。そういうのがこの社会には割と沢山ある。ラッパーにはきっと太めのパンツ。今の主流が違うとは言え。渋いおじいさんに…

ギブギブギブ。たまのテイク。

父母から「ふつうのTシャツ」を貰った。僕が藍染の製品を好んでいるのを知っている彼らは、毎年この時期になればもれなくこういうプレゼントを贈ってくれる。去年は同じブランドの富士山の絵が描かれたTシャツを贈ってくれた。サイズが少し小さくて肩幅が全…

酒が好きだ。

酒が好きだ。何にもまして、酒が好きだ。一人で飲むのも良いし、誰かを隣にしながら飲むのも良い。大勢が一斉に酒を飲んでいるのも良い。 これからの人生についてちょいちょい考えながらビーフジャーキーを口の中でほろほろにして、それをビールで胃に流し込…

媚びない人生。兎生。

実家で飼っているウサギが底抜けに可愛くて、元々あまり動物が好きではない僕ですらもだらしなく頬骨を盛り上げてしまうようになった。目尻には何層ものシワができて。北海道特有の「やー、ほんとめんこいなぁ」とともに、もっこもこのお尻辺りを手で揉む。…

なんでもいいじゃないっすか。

靴下に興味が無い僕は、洗濯乾燥機の中に横たわる形でくたっとしている一組をテキトーに手に取っては、毎朝それを雑に履いて出かける。この日はたまたま赤だったが、普段は黒か白しか履かない。 どうせパンツは黒。上から羽織ったライダースも黒。色合わせと…

あれから3年にもなるのか。

今週のお題「20歳」 はてなブログの今週のお題を見て、少しだけ物思いにふけった。20歳。何をしていたっけ。本当に大好きだった女の子からフラれたのはたしか20の夏だったと思う。今頃何をしてるのかなあ。今では一切の連絡をすることも無くなってしまったし…

現状維持はいっそ後退だなんて言うなよ。

甘いものを食べるのが好きだ。父が毎食事の前に腹に注射を刺しているのを見ながら過ごしてきた中学までの実家での生活も、確かに辛辣ではあったとは少し思うが、別に問題は無いと思っていた。彼が遺伝として母から譲り受けた糖尿病を、身近には見ていたが別…

冬は人を暖かくするのかもしれない。

今日は大雪。東京ではいくつもの電車が止まったらしい。Twitterのタイムラインには困惑した人々が一堂につぶやいていた。ニュースを見れば『6cmの積雪』とアナウンサーが眉の尻を下げながら申し訳なさそうな顔で言った。窓から外を見て、真っ白な札幌の寒空…

黒いスニーカーを一足。

スニーカーを買うときには、四の五の考えずただひたすら直感と一目惚れを信じるようにしている。あの服に合うとか、あのパンツにフィットしてくれるだろうだとか、そういうのを一切度外視して、単純に愛せるデザインのものを購入するようにしてきた。これも…

茹で鳥とブロッコリー

朝5:00に目が覚め、早朝の寒さに肌が茹で鳥のようだったから、僕はのろのろと動き出し風呂を貯めた。亀より遅い足取り。多分。 僕は風呂が好きだ。北海道の寒さは風呂場を真っ白にする。視界が制限されている中をぶるぶる震えながら、日ごろの慣れから浴槽へ…

これはこれ。それはそれ。あれはあれで、どんなのでもいい。

最近はエモーショナルな表現を以って普段の生活についてのことがらばかりを書いていたから、今日は服についての一つを書いてみようと思う。せっかくHouyhnhnmのブログテーマを使わせてもらっているのだし。 黒のオーバーサイズのコート。内側には黒のなんで…

普段雑誌しか読まない僕が読んだあの何冊か。

「普段雑誌しか読まない」は嘘だ。それは、「雑誌以外も読む」というポジティブらしいものでは決してなく、『そもそも 本を読まない』ということだ。僕は本を読まない。ほとんど。別に嫌いなわけでもない。豊かなボキャブラリー表現を読めば人並みに感動は…

モテたいに決まってるでしょう。

モテたい。ただひたすらに、物凄い勢いで。びっくりするほど。驚きを超え、思わず笑ってしまうくらい。すれ違う人全員から二度見されたい。バイト先のお客さん皆から「イケメンだねー」と言われたい。ちょっと気になっていた女の子から『やっぱり三浦君は優…

寒いの嫌だ。

雪が降っている。薄暗い風景の上、斜めに滑り落ちるように線を書く白いそれらと、カレンダーの上、いくつかの赤い数字を交互に確認して、(もう1年も終わっちゃうんだなあ)と思った。コンビニに入ればホット飲料を選ぶ以外の選択肢は無くなってしまったし…

ただひたすら不審な一日。

風邪を引いてしまった友達を迎えに行った時の、僕の写真。放ったらかした前髪の重さ、コンビニで買った大きめのマスク、車に雑に転がっていたウエリントンタイプのサングラス。それら全てに僕の大きな顔を覆わせて、完全防備で彼の家へと向かった。昼頃は少…

雑でもいい。頑張ってさえいれば。

弟と2人、全く同じタイミングと表情で「腹減ったね」と口にしてから、カレー屋さんに電話をかけるまでには大した時間はかからなかった。「恵庭(地名) グルメ」で何番目かに出てきたネパールカレーのお店。特急までの時間が空いてしまった弟を連れて、何か美…

何でもない一日の始まり。

地下鉄の駅階段をひょうひょうと上っていた。出口に近づくにつれ、前を大胆に開けたライダースジャケットの大きすぎる隙間から、11月最終日のひどく冷たい風が腹や脇へと入り込む。フィルメランジェの上質なTシャツを一枚、中に着ていた。家を出る前に彼女…

僕はいつでも幸せな人間です。

今日は寒かった。大学のデジタル温度計には「2.9℃」と書かれていて、コートの中にスウェットパーカを一枚挟めていて良かったと思った。通り過ぎる学生はみんなコートを羽織っていて、僕もそのうちの一人だった。紺のステンカラーコートの襟を立てて首筋が冷…

POPEYEを読んで。

いつまでもずっと掴めない、もやっとした輪郭の言葉。「大人」。 これを読んで、僕も少し頭を回して考えてみた。「大人」とは。 浪人時代に一緒に住んでいた友達とビールを飲みながら話している時に、彼がふと口にした言葉が忘れられない。 『中学生の頃って…

寒いよ。とにかく。寒い。

寝起きの目を擦りながら、今日は一日何を着ようかと低血圧の頭を一生懸命回す。ベッドの横に雑に置いておいたコーラを飲んだらちょっとは頭も冴えるかと思ったら、カーペットにベットリこぼしてバカを見た。こんなことになるなら「コカコーラライム」なんて…

貼り紙に過敏な反応。

区役所の貼り紙に書かれた『ぶっけないようご注意ください』に笑うくらいには僕は子どもだ。友達2人は『ぶつけないように、だろ』と呆れ顔をする。僕は頑として「ちっちゃい”つ”だろ!」と言い続けた。折れずにずーっと言った。呆れ顔に拍車がかかって、つい…

やっぱり相変わらず好きです。

お題「好きなお酒」 ビールが好きだ。白い泡に口を付けてジョッキを傾ける。しゅわっとした苦い液体が口に広がって、その冷たさに眉間のシワが寄る。喉仏をぐいぐい上下させながら、その黄色の液体を喉に通す。「ゴクッ」という音が多分頭蓋骨に響いて耳で認…

冬も意外と面白いかもな。

11月の北海道札幌は寒い。女の子は例年通りムートンブーツを履き出した。チェスターコートにタートルネックのニットの合わせが、今年もちらほら見える。手袋をはめている人はまだ見当たらないが、マフラーを巻いた人なら何人か見かけた。ペットボトルのキャ…

カバンの中身は人間性を表すか。

お題「私のカバンの中」 はてなブログの新機能「お題スロット」を使って、筆不精の自分のお尻を叩いた。筆不精というか、何だ。キーボード不精か。これは全然面白くないな。 僕は、カバンの中を写真に撮って公開して、それを一生懸命説明するくらいの手間を…

服なんて結局は手段だ。目的じゃない。

バイト先の店長と一緒に、格好の良いバーにお邪魔した。そこを一人で経営しているバーのお兄さんから多くの面白い話を聴いて、「一人でバーに行く」なんていうキザなカッコイイことはあまりしたくないけれど、これから先どこかで一人お邪魔するのも良いかな…

冬だねえ。寒いねえ。

寒くなった。暑さのせいで出来てしまうTシャツの背中の汗ジミばかりを気にしていた、あの日はもう遠くの彼方。instagramを後付けのコンセプト、備忘録として使い、「10週間前」の文字に震えたのはきっと寒さのせいではないだろう。雪駄を履いていることを自…

寒さと服装がもつれてもつれて。

「トランスシーズンファッション」、「季節感を超越した服装」と言えば形・聞こえは良いが、秋に半袖を着て外をほっつき歩くのはオススメしない。ましてや北海道のこの寒さだ。トランスシーズンも何もあったもんじゃない。病院の受付のお姉さんが笑った。『…

僕の毎日を紹介します。

食べ物の配置には全くの興味が無い。「結局腹に入れば…」なんて強い言葉は使いたくないが、きっとそっち寄りの考えなんだろうと思う。上の餃子は、ある日の晩酌のアテとして。一人暮らしの一番の大敵である「食器洗い」を極力最小限に抑えようとした結果、タ…

コートにスニーカーもいいもんだよ。

クラシックランニングのスニーカーが大流行し、今でもその波はずっと続いていて。僕の家のコンクリートの玄関にも、そういうスニーカーが増えた。季節はこれからだんだん寒くなっていき、きっとドクターマーチン8ホールやビーンブーツを履く機会はみるみる…

「そりゃそうだろ」が好きだ。

車庫に「車庫」と書いてあるのを見るのが好きだ。そりゃそうだろ、と思いながらそれを眺めているのが本当に好きだ。僕も持っているスニーカー全てに「スニーカー」と書いてみようかと思う。嘘だ。そういえば、最近友達がチャンピオンのスウェットパーカーを…

追い越したとは思ったが。

お父さんにジョージコックスを磨いてもらった日の写真を眺めている時に、(ああ、いつの間にかお父さんよりも大きいサイズの靴を履くようになったんだな)と思った。時間が流れるのは本当に早い。結構前に好きだった女の子は最近違う男の子と付き合ってしま…

ナルシズムは悪いことじゃない。

服を作る、料理を作る、お酒を作る、家を作る、髪型を作る、文章を書く。服飾デザイナー、料理人、バーテンダー、建築家、美容師、ライター。全てに共通するのが、「何かを形にして人に提供する」ということ。誰かに対して、自分の能力を以って何か形のある…

ハラチライトを買ったよ。

新しいスニーカーを買った。ナイキのエアハラチライトを一足。ロンドンのスニーカーのセレクトショップ、「SIZE?」の別注モノ。ホワイトのバキッとした色と、それとの対比のブラック。ミッドソールのオレオのような柄も可愛い。「スプラッシュ柄」というそう…

肉食らって酔っ払って最高の日。

ご飯を一緒に食べていて、そのお店が自分の大好きなお店だったりすれば、目の前で「うまい!」と何度も言っている姿には本当にウキウキする。昨日の会食がまさにそれだった。自分のアルバイト先に友達をお誘いし、時間を合わせて食事。ビールを脇に添えなが…

全部9分丈かよ。

何を着ても袖が短い。左手はまだいい。大抵の場合は腕時計のおかげで何とかなるからだ。一方、右手に関しては本当に酷い。ただでさえ多めの腕の毛がばっちり見えてしまう。instagramの加工が唯一の救いであり、直接会った人にはきっと気持ち悪がられているこ…

頑張れ、俺。

パーマをかけてからというもの、髪をセットするためのこれまでの時間が一気に短縮された。それまでは、6,7分くらいかけて一生懸命イジイジし、何度も鏡の前を行ったり来たりしてはまた触って、それでも納得がいかずまたグッシャグシャにして。人には決して見…

ふ菓子みたいな文章。

ニットを着て、クロップドのスラックスを穿いて、ニットのドルマン袖やデザインのうるささから白のスニーカーを足元に選んだ。グレーとネイビーは間違い無く合うし、ネイビーとホワイトは間違い無く合うし、グレーとホワイトは間違い無く合うし。全てが正当…

お父さんを自慢させてください。

小さいところではあれ、こういうのにいちいち感動してしまう。実家近くのセブンイレブンが行っている移動販売、「セブンあんしんお届け便」用の車のナンバーが「711」で。くだらないんだけど、気づいた時にはお得な気分になれる。誰かに教えてふたりでニヤニ…

犬になりたいと思った。

気になるものに触れてみたい。触覚的な、肉体的なそれも勿論で、等しく、かかわりを持ったり体験したりする意味での「触れる」というのも。スイスデザインのシンプリシティに触れてみたい。自分の趣味と全然違う音楽に触れてみたい。好きな女の子のほっぺた…

「夏イズオーバー」としたいけど、恥ずかしいな。

つい最近まで元気に上を向いていたヒマワリが、サイクリングロードの端でしょんぼり下を向いているのを見て、「出会いがあれば、別れもある」だとか、「さよならだけが人生だ」だとか、「幸福には多少の犠牲が含まれる」みたいな言葉を思った。要はエモい気…

腕が長い僕の服はいつもこうだ。

ハリウッドランチマーケットのストレッチフライス生地の長袖Tシャツを着た。肌触りが気持ち良くて、どこまでも着やすい一枚だ。(今日くらいの気温でも、きっと着心地のおかげで過ごしやすいだろうな)とぼんやり思っていた矢先に、まさかの雨だ。サイクリ…