共同生活のススメ。

共同生活は最高だ。ベランダの物干し竿に住人が各々バスタオルを干す。カリカリに干し上がったバスタオルは、いつまでも部屋内に持ち込まれることが無い。風呂に入る直前、「あーやべえ 外じゃん」と言いながら渋々ベランダへ出る。もちろんTシャツに下着の…

ギラギラ光る太陽を浴びつつ。

大好きな友達、太陽さんが僕をスケートに誘ってくださった日。28℃の、太陽がカンカンに照りつけた日に、彼は『スケートしようぜ』と連絡をくださった。紛らわしいか。ピカピカに晴れた日に、「太陽さん」がスケートに誘ってくれた。 元々は『ゴールデンウィ…

ギブ中心の人に出会った話。

暑いからと言ってテキトーにまくし上げたディッキーズの太いパンツ。脱いでS字フックに掛ける時も、その裾を直すことは無く。「ロールアップ」なんていう格好の良い言い方はできない程、至極雑把に2回ほど折り返した。「人柄ありきのファッションは楽しい」…

「好きな食べ物は?」に対する返答について。

ばあちゃんから「カレイの煮付け」が届いた。箸を入れればたちまちほろほろとくずれる、甘辛い煮付け。僕はこれを食べるたび『ほっぺたが落ちる』という表現を見直す。その通りだと思う。言い得て妙だ。困った時の顔みたいに口角が下がる。目尻がそこと繋が…

東京は夏になりました。

夏だ。脇のステッチがほつれたTシャツにダルダルのディッキーズを穿き、スケートボードのせいで左足が一部白くなってしまったスニーカーを履く。気の抜けた気だるい格好で外に出ても、何一つ問題無い季節になった。北海道の寒さにほんの少しの名残を思いな…

手ぶらでいいじゃないか。

ワイドパンツを買って、ほぼ毎日穿いている。黒のポリエステルで出来た一本。シャリシャリとした肌触りがやけに心地よく、色も黒だというもんだから、何にでもきっと合う。怠惰な性格をこれでもかと助長する。のびのびやらせてもらっている。しかも、北海道…

終わりと始まり。

始まりがあれば終わりがあるもので、逆もまた然りだ。別れがあればきっと新しい出会いはあるし、出会いがあれば別れだって勿論ある。この写真は冬の終わりであり、春の始まり。 雪がバカみたいに積もる真っ白な札幌の地面に、コンクリートのグレーが顔を出し…

汚い居酒屋が好きで。

きったない居酒屋が好きでたまらない。狭いテーブルに置かれたバキバキの色味のメニュー。コショウと一味の残りは少なくて、何ならフタが壊れているくらいで。灰皿を見れば、いつかの100円ショップにいくつも重ねられていたような銀色のカンカン。椅子は足…

僕の青春の1ページ目。

特別お題「青春の一冊」 with P+D MAGAZINE 普段から特に本を読まない僕には、「青春の一冊」なんていうもっともらしい本は無い。「~には感銘を受けた」、「~の言葉に影響された」といった、素敵な教養も特には無い。ヘミングウェイもスタインベックもサリ…

ノスタルジックにエモーショナル。

暇があればhuluを立ち上げ、「吉田類の酒場放浪記」ばかりを観ている僕は、街をぼんやり歩くだけでも暇しない。店構えがあまり綺麗ではない一軒を見つけては、「あーいいなー」と独り言を言ってはiPhoneを構える。iPhone6に機種変更をしてからというもの、カ…

似非ラッパーから似非パンクスへ、似非モードへ。

コムデギャルソンオムのシャツを買った。裾にグレーがかったグリーンの切り替えがなされていて、ミニマルなデザインの一枚。同じような色の太めのスラックスと、テキトーな白いスニーカーなんかを合わせれば素敵だろうと思う。今回、ヨシオクボの細身のスラ…

靴磨きをしてみました。

同居人の荷物の整理を手伝っていると、一つの引っ越し屋の段ボールの中から、安っぽい字体で「ツヤ出しスポンジ」と書かれた安っぽい靴磨きが出てきた。何かに目を奪われたり興味を持って行かれることで整理が進まなくなるというのは日常茶飯事的なもので、…

6/50

たけしの落書き入門 (とんぼの本)作者: ビートたけし出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/07/24メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (2件) を見る これ、めちゃくちゃ面白い。ビートたけしさんが描かれた落書きがたくさん載っている本で、…

巡り巡って朝寝坊と鼻水と眠気。

『季節の変わり目は風邪を引きやすいから気をつけなさいよ』と、田舎の漁師町から札幌に出る際に母から何度も言われた。住むところは変わって東京。今日も半袖の小学生がキャーキャー言いながら学校の周りをはしゃぎ走り回っている。 当の僕はといえば、12℃…

5/50

GRIND(グラインド) 2016年 04 月号 [雑誌] (PHILOSOPHY OF STYLE)出版社/メーカー: ミディアム発売日: 2016/03/10メディア: 雑誌この商品を含むブログを見る 今日は、雑誌を。カウンターカルチャーを大々的に取り扱う、ファッション誌「GRIND」を読んだ。テ…

変わらぬ泣き虫も中学生から。

父が髭を剃る姿を見るのが好きだった。芝刈り機を実際に見たことは無いけれど、きっとああ鳴るのだろうと思う。洗面台にヴィーーンジャリジャリジャリ…と長々響くあのなんとも言えない音を聞いてニヤニヤするのが、中学生の頃の僕の毎朝の日課だった。ちょ…

4/50

間抜けの構造 (新潮新書)作者: ビートたけし出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/10/17メディア: 単行本 クリック: 11回この商品を含むブログ (35件) を見る 人生というのは「間」である。生きて死ぬまでの「間」でしかない。 ここまではっきりと、強い言葉…

『邪魔にならない存在』について。

『邪魔にならない』という言葉のやさしさを知りました。恋人と付き合った当初、僕は(この女の人は僕の何が好きで付き合っているんだろう)という恋愛初期にありがちな素っ裸の疑問を持ちながらも、それをはっきりと質問の形を以って言葉にするのが気恥ずか…

3/50

私の本棚 (新潮文庫)作者: 新潮社出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2016/01/28メディア: 文庫この商品を含むブログ (7件) を見る 「そこまで本が好きか」。これが、この本を読みきった後に口から出た独り言だった。普段から本を読まない僕は、「本に関しての…

そこそこ楽しいよ。

東京の夕方はなかなかエモーショナルで、感情を大きく揺さぶるというわけではないが、琴線に優しく触れてくることが多い。町がセピアに彩られる午後4時から5時にかけては、悲しいんだか寂しいんだかよくわからない感覚になる。ホームシックではないと思う。…

2/50

こぼれ落ちて季節は作者: 加藤千恵出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/09/19メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見る 今日はこの本を読んだ。普段から小説なんて一切読まない僕にとって、184ものページがとてつもなく重たいも…

1/50

本を読んだ。他でもなく、尊敬している人から『1ヶ月に50冊読みなよ』とありがたい助言を頂いたからだ。 たしかに僕は、これまで本を読まなさ過ぎた。新しい部屋の端っこに横たわっている甲本ヒロトの詩集は、たしか大学2年の頃に買ってもらった誕生日かな…

ありがとうございます。

東京に到着した。搭乗口で荷物の検査をしている間、父はおちゃらけて僕にヘラヘラした。弟は母の車椅子を左手で掴みながらも、右手にスマートフォンを持ちながらその手をフラフラさせた。母はと言えば、遠くからでもわかるくらいにキラキラと目に涙を浮かべ…

今だけが生きてる時間。

人生は平凡だ。往々にして普通だ。普通に飯を食って、普通に仕事をして、普通に排泄、普通に性交、普通に就寝して普通に起床する。真顔の時間が人生の半分以上を占める。普通ばかりだ。 恋人がベッドの中、横たわって細い涙を流しながら言った。『残りの期…

ファッションとは、人である。

強すぎるタイトルが少し恥ずかしい。 大好きな友達二人と遊んだ日の写真。手前の彼はダウンジャケットにテックパンツを合わせ、ラストは足元にローテクのシューズ。機能機能でガチガチかと思わせつつ、シンプルなスケートシューズを選んでくるあたりはさす…

寝れないよ!

生まれて初めて、眠れない夜を過ごしている。つい3日前には23歳になったばかりだが、23×365日分の1の確率にやっと今苦しめられる。23×368か。いや、間違えた。23×365+3だ。そんなことはどうでもいい。眠れない。彼女に対して強がりがちに言った「これからは…

僕、パンクロックが好きだ。

好きなものについて延々語っている人の姿を、ずーっと見ていたい。汗をかきそうなくらいせわしなく動く両手をひたすら見ていたい。ヒップホップが好きな友達が持つ音楽愛も、モードファッションが好きな人のその理由も、深爪の部分を押すのが好きなあの子の…

僕のくだらなくてしょうもない生活。

とにかく細かいところが気になる。祖母が僕に1万円札をくれるときの、下がった目尻とそこ以外のシワ、同じく1万円札に入ったシワが僕をエモーショナルな気分にさせる。『大事に使いなさいよ』と言って笑う彼女は毎度素敵だ。 彼女の笑ったときの歯茎が美し…

「生きた服」というのがあります。

古着への愛がとめどない。僕は古着が好きだ。たぶん恋人よりも両親よりも好きだ。また言い過ぎた。それらと同じか少し低い程度の好感。僕は本当に古着が好きなんだ。僕が自由に使えるお金のうちほとんどはアルコールになって、さっきのビールと同じ色をした…

破壊衝動に寄せられて。

お蕎麦には日本酒を合わせたいように、こってこてのピザにはコーラを共にさせたいように、チーズケーキにはカプチーノを添わせていたい。そういうのがこの社会には割と沢山ある。ラッパーにはきっと太めのパンツ。今の主流が違うとは言え。渋いおじいさんに…